『自我の探究』

(現代カント研究 8 2001年11月 晃洋書房)


目次
Ⅰ 超越論的統覚と他者――バークリ的観点から――……朝広謙次郎
Ⅱ 自由と決定論の両立――「超越論的自由」をめぐって――……植村恒一郎
Ⅲ 定立する自我の探求……長倉誠一
Ⅳ カントにおける自己意識・自発性・現実性
   ――形而上学講義L1から「純粋理性批判」へ――……八幡英幸
Ⅴ カントの他我認識論――その可能性と限界――……村山保史
Ⅵ カントと自己決定の問題……寺田俊郎
Ⅶ 批判的空間に生きる「私」とは
   ――幾何学と「根源的獲得」の視点から――……山根雄一郎
Ⅷ 霊魂論から心身問題へ――「視霊者の夢」における転回――……伊藤美恵子
Ⅸ 認識論的自我の自発性
   ――ニューラルネットワークのパイオニア的存在としてのカント――……桝矢桂一
その他:〔書評〕〔学会報告〕〔日本におけるカント文献目録(1998-1999年)(抄)〕〔索引〕